このたび、鹿角市教育委員会では「無形民俗文化財記録作成事業」として、市の無形民俗文化財に指定されている「土深井裸まいり」の調査を行い、映像の記録として収録ビデオを、また文書の記録として調査報告書を作成しました。
無形民俗文化財記録作成事業は、私たちのたいせつな文化遺産である民俗芸能や年中行事を後世に正しく継承することを目的に、平成14年度から開始した事業です。対象は市指定の無形民俗文化財で、調査期間は1年間です。 | | | 2年目となる平成15年度は、「土深井裸まいり」の調査を行いました。「土深井裸まいり」は十和田末広土深井地区に伝わる伝統行事で、江戸時代初期の寛文年間より受け継がれてきているといわれています。隔年の2月第3日曜日に行われるこの行事は、裸にふんどし姿の男衆が冷たい沢水をかぶって身を清め、稲荷神社の鳥居に真新しい大注連縄を奉納した後、集落内の4神社を巡拝するという、大変厳しいものです。 | このたび、地元協力者の方々や学識経験者の協力を得て、すばらしい記録が完成しました。 映像記録は、準備や前日の様子、当日の神事・行事の流れなど全て収録した60分の「総集編」と、ダイジェスト版である30分の「短縮編」の2本を作成しました。また調査報告書には、行事の由来・行事の概要・運営組織・道具・参加者の作文など、現在伝承されている行事の詳細を可能な限り掲載しました。 | |
当教育委員会では、この記録が「土深井裸まいり」の保存伝承のために活用されることはもちろん、地域における社会教育や学校教育などの場でも大いに活用していただきたいと考えています。 本記録のご利用を希望される方(個人・団体)は、貸出いたしますのでお問い合わせください。 |