このたび、鹿角市教育委員会では「無形民俗文化財記録作成事業」として、市の無形民俗文化財に指定されている「下川原駒踊」の調査を行い、映像の記録として収録ビデオを、また文書の記録として調査報告書を作成しました。
無形民俗文化財記録作成事業は、私たちの大切な文化遺産である民俗芸能や年中行事を後世に正しく継承することを目的に、平成14年度から開始した事業です。対象は市が指定する無形民俗文化財で、調査期間は1年間です。 | | | 4年目となる平成17年度は、「下川原駒踊」の調査を行いました。「下川原駒踊」は花輪下川原地区に伝わる踊りで、近世に高屋館に入部した佐藤近江が三河(愛知)より移住した際に保持してきたと伝えらています。 男性は棒使いと駒に、女性は奴に扮して舞を踊ります。全部で八演目あり、踊りは勇壮かつ賑やかで、服装は華麗です。 | | このたび、地元協力者の方々や学識経験者の協力を得て、すばらしい記録が完成しました。映像記録は、芸能の歴史、地域との関わり、踊りの所作や歌詞の意味、保存伝承にかかわる人々の様子などを収録しました。また調査報告書には、伝承地の歴史と風土、芸能の由来、歌詞に登場する語句の意味や歌詞の意味、振り付け、保存伝承組織、使用される道具や衣装、参加した小学生による作文など、現在伝承されている芸能の詳細を可能な限り掲載しました。 | |
当教育委員会では、この記録が「下川原駒踊」の保存伝承のために活用されることはもちろん、地域における社会教育や学校教育などの場でも大いに活用していただきたいと考え、市内の社会教育施設(市民センター・図書館・先人顕彰館・大湯ストーンサークル館)にて貸出をいたします。ご利用を希望される方(個人・団体)は、最寄りの施設へお問い合わせください。 |