| 井上常鄰記諸御用留帳 全1冊 |
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市指定有形文化財(古文書) 指定日 昭和52年2月4日 所在地 花輪字三日市 所有者 個人 |
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江戸時代、公儀被仰出、御目付などからの諸命令や諸規則は、廻状で下達された。この廻状を控え記録しておくため、書き写したものが御用留である。
花輪通御給人井上良助家の記録のうち「嘉永三庚戌(1850)正月吉日 井上常鄰」という御用留帳は、天保9年(1838)から安政にかけての御用留である。この御用留には、江戸末期20数年間にわたる往復文書、願書、御沙汰書及び覚など多種多様な内容が集録されており、当時の切迫した盛岡藩内の財政事情がうかがえる資料の一つである。
※ 御沙汰書…天皇、将軍、他の上級者の指示や命令(ここでは盛岡藩からの指示や命令)
※ 覚…後々の記録のため書いておくこと
| 中野家諸御用留帳 全50冊 |
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市指定有形文化財(古文書) 指定日 昭和52年2月4日 所在地 花輪字下花輪 所有者 個人 |
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盛岡藩重臣であった花輪南部中野家の諸御用留帳は、花輪地区に残された準公文書として出色のものである。
この諸御用留帳の内容は、毎年恒例の正月行事に始まり、花輪通代官所からの御沙汰書、往復文書、願書はもとより預り同心及び町方村方支配地の動静、報告、願書、下達文書の覚などが控え書きされ、さらに出入りの給人にも触れている。
このように中野家の役職体制とともに、内部事情だけでなく、年代が進むにつれて内外風雲急を告げる江戸時代末期の世情をうかがい知る上でも貴重な資料である。
しかし、天保2年(1831)以前のものは焼失したといわれ、その後の年次にも欠本があることが惜しまれる。
※ 出色……他より一段とすぐれていること。
田中北嶺筆 戊辰役図絵、スケッチ集 各1冊 |
|  スケッチ
 図絵 |
市指定有形文化財(古文書) 指定日 昭和52年2月4日 所在地 十和田毛馬内字上道 所有者 個人 |
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田中茂八郎保恭(1835〜1918)は、毛馬内の桜庭家の家臣として剣法に長ずるとともに、川口月嶺に絵を学び、画風やその繊細な描写が師月嶺に良く似ているといわれ、師から一字を貰い北嶺と号した。
慶応4年(1868)8月、盛岡、秋田両藩の間に戊辰の役が起こるや、北嶺は主君桜庭氏の馬廻役(側近護衛)として従軍した。その間、大館城の攻略その他に参加して各地に転戦し、9月下旬の終戦に及んで毛馬内に帰還している。
北嶺は多忙な戦陣にあって懐中した手帳に戦闘の模様を写しているほか、後に従軍中の行動や見聞した戦闘場面を思い浮かべては、折に触れて絵筆を走らせたという。戊辰の役当時の服装、装備、戦場などの様子を余すところなく伝える貴重な資料である。
図絵は墨一色で描かれているが、スケッチには彩色が施されている。
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