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| 平成21年第2回鹿角市議会定例会施政方針・行政報告 平成21年第2回鹿角市議会定例会の開会にあたり、施政方針及び諸般の報告を申し上げます。 私は、平成17年7月の市長就任以来、「強い鹿角・やさしい鹿角」を目標に掲げ、全市民と一丸となって本市の「自主・自立」を達成させるため、共動を進める姿勢をさらに明確にしながら、全力で市政運営に努めてまいりました。 「強い産業の育成」においては、企業誘致等による雇用創出や農業の担い手育成、地域特産物の生産拡大、産業観光の推進に努めるとともに、交流居住や森林セラピーといった新たな切り口からの交流人口拡大策を開拓してまいりました。 また、「人にやさしい鹿角」においては、花輪小学校の改築をはじめ、合ノ野保育園の改築や養護老人ホーム和光園の改築支援、児童クラブの拡充など、少子高齢化の進行を踏まえた教育・社会福祉の充実を図るとともに、待望久しかった鹿角組合総合病院の建設も、着工に漕ぎ着けることができました。 さらには、「スキーと駅伝のまち」を標榜し、東山スポーツレクリエーションエリアの整備や新たなスポーツ・イベントの創出などに取り組んできたところであり、各分野において地域活性化の芽は着実に育ちつつあるものと考えております。 一方、昨今の地方自治体を取巻く社会環境は、地方分権の推進により財政的・行政的自立が強く求められる時代となり、少子高齢化に伴う人口減少社会への突入や社会経済のグローバル化、ライフスタイルの多様化など大きく変化してきており、加えて米国の金融資本市場の危機に端を発した経済不況克服という新たな課題にも直面し、今後の市政運営において、なお取り組むべき課題が山積していると認識しております。 このため、私はこれまで進めて来た「強い鹿角・やさしい鹿角」の取り組みをさらに充実させ、多くの方々から、鹿角市へ「行ってみたい」、鹿角市に「住んでみたい」、鹿角市で「チャレンジしてみたい」と思われるよう、本市のブランド・アップを目指し、地域の強みを生かした「産業力」の向上、信頼とつながりによる「地域力」の向上、そして、安心で魅力のある「定住力」の向上を市政の柱に据え、本市ならではの資源や個性をさらに磨き上げ、市民の皆様が高い志と誇りが持てる魅力あふれるまちづくりを推進するため、再度、市政運営を担わせていただきたく、来る市長選への決意を強くしておりますので、今後ともなお一層のご理解、ご支援のほどをお願い申し上げます。 平成21年度は、第5次鹿角市総合計画における後期基本計画期間の4年次目にあたり、次の総合計画策定を見据えつつ、課題の検証や解決策の検討を進める必要があり、将来都市像「出逢い賑わい夢をかなえるまち・鹿角」の実現を図るための、さらなる「ステップ」に向けた大切な時期であると認識しております。 こうしたことから、平成21年度の実施計画においては、行政評価の結果に基づき、環境対策の推進や学校施設の耐震化などの新規項目をはじめ、交流居住の推進、子育て支援の充実、農山村の活性化など11項目の重点方針を設定して施策を組み立て、予算編成においても、枠配分方式と査定方式を併用し、事業の統廃合など歳出全般にわたる見直しを行いつつ、優先的に取り組むべき課題について、重点的に財源を配分しました。 特に、平成21年度予算は、目玉事業である「かづのde“ふるさとライフ”促進事業」により旧中滝小学校を生かした交流居住を推進するとともに、昨年7月に制度を創設して以来、県下一の寄附をお寄せいただいた「ふるさと鹿角応援寄附金」を財源に、大日堂舞楽や大湯環状列石のPR・魅力向上のための予算、次代を担う子どもたちの健やかな成長に資する学校図書の購入や楽器整備等の予算を計上しており、ふるさとの素晴らしさを生かし、地域の活力にする、いわば「ふるさと再生予算」として編成したところであります。 この結果、予算規模につきましては、一般会計が146億6,366万2,000円で、前年度当初予算と比較して6.8%の減となり、また、特別会計については、高田地区土地区画整理事業の完了によりこれを廃止することから8会計となり、その予算総額は94億1,634万円で1.2%の減、上水道事業会計は8億2,610万3,000円で0.3%の減となっております。 なお、喫緊の課題である経済・雇用対策につきましては、国の平成20年度補正予算による「生活対策」、「生活防衛のための緊急対策」が年度を繰り越して実施されることから、今定例会に追加案件として提出を予定している補正予算での対応と合わせ、切れ目なく手立てを講じてまいります。 以下、平成21年度の主要施策について、総合計画の体系に沿い、その概要を申し上げます。 はじめに、基本目標「快適とゆとりを育むまちづくり」についてでありますが、 中心市街地の活性化を図るため、「まちづくりビジョン」に示す将来像の実現に向け、具体的な事業プログラム、事業実施主体、実施時期等を明確にした「(仮称)まちづくり推進計画」を策定してまいります。 また、組合病院跡地につきましては、今年度取りまとめる利活用方針に基づき、施設の具体的な内容、規模などの検討を進め、基本計画を策定してまいります。 生活バス路線も含めた公共交通につきましては、本市の生活バス路線は、利用者の減少や運行経費の増嵩により運営助成費が増大傾向にあることから、地域の実情に即した交通体系の再構築を目指し、「鹿角市地域公共交通会議」において、これらの課題解決に向け、市民、関係機関との合意を形成しながら具体的な対策を検討してまいります。 市道整備につきましては、歩行者の安全確保や通行車両の円滑化を図るとともに、機能的な道路網の整備を推進するため、社会情勢や交通量の変化などを踏まえ、都市計画道路の見直し作業を進めているところでありますが、平成21年度においては、廃止や変更を検討するために必要な将来交通量の推計や費用対効果の整理などを行い、見直しの最終案を策定し、都市計画変更を進めてまいります。 なお、米代川堤防線道路整備事業については平成21年度の完了を、久保田橋橋りょう整備事業については平成22年度の完了をそれぞれ目指し、実施してまいります。 住環境の整備につきましては、コンパクトシティをコンセプトとして、現在、鹿角花輪駅西側において公営住宅建設事業を進めておりますが、平成21年度は、用地造成工事、上下水道工事を実施するとともに、住宅の実施設計を行い、居住者が安心・快適に生活できるよう、また、周辺の住環境とも調和できるよう配慮しながら進めてまいります。 次に、「安らぎとふれあいを育むまちづくり」についてでありますが、 環境対策につきましては、循環型社会の構築を目指した、本市の特色ある取り組みとして、昨年から実施している「廃食用油の回収リサイクル事業」に加え、可燃ごみとして処理されているプラスチック類を油化し、資源として再利用可能な燃料に再生する「家庭油田採掘モデル事業」に、新たに取り組んでまいります。また、環境リーダーの育成や、市民参加による自然環境調査を実施しながら、自然豊かで快適な環境を守るための取り組みも行ってまいります。 防災対策につきましては、先の豪雨災害を教訓に、具体的な行動マニュアルを整備しながら地域防災計画の見直しを進めており、新年度では、洪水時の浸水状況や土砂災害の危険個所等を考慮した避難場所、避難ルートを示したハザードマップを作成するほか、防災倉庫の整備を図りながら、災害用備蓄毛布や非常用発電機など、避難所の開設運営に必要な応急資機材の整備を進め、防災体制の充実を進めてまいります。 また、自主防災組織の育成については、平成20年度はこれまでに8団体が新たに組織化されておりますが、出前講座の要請や組織化に関する相談・問い合わせが多く寄せられていることから、平成21年度においても引き続き、自主防災組織の設立や防災訓練等の活動を支援する補助制度を講じ、積極的な結成・育成支援を行ってまいります。 児童福祉の充実につきましては、合計特殊出生率が秋田県一となったことを励みに、よりよい保育環境と保育ニーズに対応したサービスの提供を図るための取り組みを引き続き進めてまいります。 錦木保育園を低年齢児童も受け入れ可能な認可保育園へ転換するための施設整備を行うとともに、認定した保育士等が自宅で保育を実施する家庭的保育事業を創設し、低年齢の待機児童の解消と保育サービスの多様化を図ってまいります。 高齢者福祉の充実につきましては、一人暮らし高齢者世帯等の日常生活における不安の解消と軽減を図るため、従来の緊急通報システムを一新し、火災センサーに加え、家庭内で一定時間動きがない場合に、センサーで感知し、消防本部と福祉保健センターに通報する「高齢者ほっとライン事業」を実施してまいります。 また、在宅介護支援策として、現在、寝たきり等の重度介護認定者を在宅で介護している低所得者に対し、介護用品等の購入費を助成しておりますが、介護保険での給付を上回る部分について、新たに市単独で追加支援を行い、家族介護者支援の充実を図ってまいります。 次に、「活力と魅力を育むまちづくり」についてでありますが、 農業振興につきましては、食糧自給率の向上と農家所得の向上を目指して、耕作放棄地の解消と水田のフル活用に重点を置いた取り組みを進めてまいります。 耕作放棄地解消対策としては、農業振興地域の農用地区域内にある畑地への作付を奨励するにあたり、土地利用型作物で機械化が容易な「そば」を推進することとし、「鹿角地域耕作放棄地対策協議会」を通じた耕作放棄地の再生利用活動に対する支援や、「「そばの里」プロジェクト推進事業」を進めてまいります。また、企業の農業参入に向けた取り組みや、農業者グループが実施する農産加工施設や新商品開発に対する支援を講じるとともに、市内の農地や園芸用施設、農業機械などの有効利用に向け、「農地・農業用施設等マーケット構築事業」を推進し、耕作放棄地等の解消に努めてまいります。 水田のフル活用については、自己保全管理・調整水田が転作面積全体の41.9%を占めていることから、この不作付地対策として、「産地確立交付金」や「水田等有効活用促進交付金」を活用しながら、推進作物や景観形成作物を推進し、地域の特色を生かした生産調整の実効性確保に努めるとともに、とりわけ加工用米や飼料用米については、市単独の嵩上げ助成を実施するほか、稲作農家の生産意欲向上に向けた「淡雪こまち」の産地ブランド化を積極的に展開してまいります。 さらに、果樹では、「りんご」と「もも」の樹種複合経営を推進するため、引き続き苗木補助や栽培技術の普及・向上に対し支援し、「北限のもも」や「秋田紅あかり」などの産地拡大と品質管理の徹底を図り、ブランドの向上・確立と、消費者から信頼される産地づくりを通じ、農家の所得向上につなげてまいります。 担い手対策については、昨年に引き続き市町村特認制度を活用しながら、水田経営所得安定対策への加入を促進するとともに、これまで設立された集落営農組織に対しては、各種研修等により法人化へのフォローアップに努めてまいります。また、経営感覚に優れた認定農業者等の育成・確保に向けた支援や、「チャレンジ新規就農者研修支援事業」により、意欲ある農業経営者の育成に取り組んでまいります。 農地整備については、草木、高屋地区において県営圃場整備事業を推進するほか、高清水、甚兵エ川原、瀬田石、尾去沢の一部を「鹿角第二地区」として、公害防除特別土地改良事業に着手してまいります。 林業につきましては、適切な森林整備が地球温暖化対策等の社会的ニーズにもなっており、引き続き「秋田県水と緑の森づくり税」や各種森林整備事業を活用しながら、森林整備を支援してまいります。 観光振興につきましては、平成20年度の風評被害等による観光客の減少からの巻き返しを図り、時代の変化や観光客のニーズに的確かつ迅速に対応した鹿角地域への誘客に努めるため、昨年取り組んだ「十和田八幡平黄金歴史街道観光キャンペーン」を引き継ぎ、その内容を充実させる一方、ここ数年急増している外国人観光客についても、県や関係機関が実施する招聘事業と連携したモニターツアーの開催や、香港現地プロモーションへの参加により、本市へのさらなる誘客を図ってまいります。 また、登録者数が年々増加し、3,500人を超えた観光ファン制度については、鹿角観光ふるさと館の開館20周年に合わせた観光ファンの集いを開催するほか、特別会員や新たな会員特典の付与など、制度の新たな仕組みづくりに取り組んでまいります。 さらに、携帯電話によるインターネットからの情報入手が主流となってきていることから、観光客がほしい情報をリアルタイムで得られるシステムを構築し、これまで以上に本市の観光資源を紹介する機会を充実させるなど、観光情報の発信を強化してまいります。 このほか、昨年グランドオープンした森林セラピー基地事業とも連動して景勝地整備を進め、観光客受け入れのための環境づくりに努めるとともに、「観光ベンチャープラン支援事業」を継続し、観光振興につながると期待できる民間団体の先駆的な事業を引き続き支援してまいります。 商工業の振興につきましては、全世界同時不況の只中にあって本市の経済環境も非常に厳しい状況にありますが、雇用の維持・確保は市勢発展の至上命題であり、引き続き企業の立地と市内企業の支援を柱に、雇用の創出に取り組んでまいります。 まずは、国の緊急雇用創出事業臨時特別交付金とふるさと雇用再生特別交付金を効果的に活用することにより、緊急・短期的な就業機会と継続的な雇用機会のそれぞれの創出策を組み合わせ、地域の雇用を支えてまいります。 また、企業立地促進策として、情報収集体制を強化するため、産業サポーター制度の創設や県東京事務所への職員派遣により、ネットワークの拡大に力を注ぐとともに、5年間の時限措置で優遇策の嵩上げを行うなど、集中的な対策を講じてまいります。 さらに、市内企業の支援についても、企業立地促進条例の助成要件の緩和や、企業の中核を担う人材を育成する取り組みに対して助成する「中小企業人材パワーアップ事業」の創設に加え、ものづくり企業の新規分野への参入支援と取引の拡大支援を行う「企業間ビジネスマッチング支援事業」を継続してまいります。 また、ビジネスチャレンジ支援事業として、企業が新たな取り組みによって経営の向上を図るためのノウハウを学ぶ「経営革新セミナー」を商工会と連携しながら開催し、足腰の強い企業の育成に取り組むほか、中小企業振興資金の融資に係る保証料補給と、昨年新たに制度化した経営安定資金融資保証料の助成も、県の制度拡充に合わせて引き続き行い、中小企業者の経営の安定と活性化に努めてまいります。 商業の振興については、商店街の賑わい創出につながる創意工夫した意欲的な事業に対する支援をはじめ、商工会活動や商店街の空き店舗対策への支援を引き続き行い、活性化に努めてまいります。 次に、「自立と連携を育むまちづくり」についてでありますが、 交流居住の推進につきましては、旧中滝小学校を活用した事業を重点的に進めてまいります。 旧中滝小学校は、「(仮称)中滝ふるさと学舎」として、体験型交流機能や、学校や地域の歴史・文化に触れることができる展示機能などを組み合わせ、子どもから大人までが本市での「ふるさとライフ」を楽しめる施設として整備するとともに、中滝森林セラピーロードとの一体性を確保し、相乗効果を高めるため、周辺環境と調和のとれた連絡橋を整備してまいります。 また、市内外から関心が高い本市の森林セラピーの取り組みについては、「かづの森林コンダクター」と「かづの森の癒し宿」の養成や技術の向上に対する支援のほか、森林セラピーに関する全国的な資格取得に向けた支援に取り組んでまいります。 さらに、本市での田舎暮らしメニューを提供するNPO法人の設立を支援し、本市での「ふるさとライフ」推進を通じた新たなビジネスと地域活力の創造につなげてまいります。 自立したコミュニティの形成とパートナーシップの構築につきましては、 地域との「共動」のもと、各地域づくり協議会等を指定管理者とする市民センターの運営がまもなく1年を迎えますが、今後も地域コミュニティの拠点施設として、市民に親しまれる施設運営が行われるよう、地域アドバイザーを配置するなど協議会のサポート体制を継続し、地域独自の伝統・文化を活かした市民主体の自主的な運営を支援してまいります。 行政改革につきましては、平成21年度は、第6次行政改革大綱の最終年であることから、平成16年に策定した行財政運営基本方針を含めて、これまでの成果を検証しながら、平成22年度からの取り組みを第7次大綱として策定してまいります。 また、新年度においては、引き続きムダを省き、事務の効率化、公平・公正な行政運営に努めるとともに、簡素で効率的な組織機構として、市の重点課題に対応できる組織機構の見直しを行います。 以上、平成21年度の市政運営に対する私の所信を申し上げました。 次に、諸般の報告について申し上げます。 はじめに、総務関係についてでありますが、 国の2次補正予算に対応する「地域活性化・生活対策臨時交付金事業」、「定額給付金事業」、「子育て応援特別手当事業」については、20年度の追加補正で速やかに対応できるよう、現在精査しているところでありますが、「定額給付金事業」に関しては、既に2月2日付けで市民部に「定額給付金交付室」を設置して職員4名を配置し、支給対象者の把握などに着手しております。 なお、この2次補正予算を受け、県が基金を設置して進める「ふるさと雇用再生特別基金事業」、「緊急雇用創出事業」については、平成21年度の補正予算で対応してまいります。 次に民生関係についてでありますが、 鹿角地域広域交流センターの無償譲与を県から受け、この4月から新たに鹿角市交流センターとして設置することとしております。施設の設置目的などを受け継ぎながら、「共動」によるコミュニティ施設として共動推進課が所管するものとし、これまでと同様、より多くの方々からご利用いただけるよう準備を進めており、関連する条例と予算を、今定例会に提案しております。 福祉灯油助成事業につきましては、1月末日現在1,492世帯の方々から申請がありましたが、今後も、民生委員などのご協力を頂きながら、2月13日の申請期限までに、助成を必要とする世帯が漏れなく申請されるよう周知を図ってまいります。 合ノ野保育園改築事業につきましては、工期を2月27日としており、1月末現在、室内塗装関係や配管工事などが完了し、進捗率は89.7%と順調に推移しております。今後は備品等の発注を進め、4月の開園に向けて万全を期してまいります。 養護老人ホーム和光園改築事業につきましては、天候等にも恵まれたことから順調に工事が進み、2月2日に本体建設工事が完成しており、引き続き付帯工事、解体工事を含め、本年3月下旬の全体工事の完了を目指していると伺っております。 介護保険につきましては、介護保険運営協議会での審議結果を基に1月19日より22日まで4地区での第4期事業計画の説明会を開催し、介護保険制度の現状と保険料改定についてご理解を頂いたところであり、今定例会に介護保険条例の改正案を提案しております。 次に、農業関係についてでありますが、 昨年12月17日に「鹿角地域耕作放棄地対策協議会」を設立しており、新年度からの再生利用活動に向け、関係機関・団体と連携を図りながら、今後に実施する説明会などを通じて制度の啓蒙と農地の有効活用に向けて働きかけを進めてまいります。 次に、雇用関係についてでありますが、 「市緊急雇用支援対策本部」の設置後、離職者に対する総合的な支援策を検討し、速やかに対策を講じてまいりましたが、1月9日に、県鹿角地域振興局をはじめとする市内雇用関係機関5団体との「鹿角市雇用関係対策会議」を開催して、雇用情勢に関する情報の共有と課題への対応について協議を行うとともに、これを受けて開催した第3回市緊急雇用支援対策本部会議では、雇用・景気対策緊急事業として、39件、1億1,837万9,000円の公共事業について前倒しをすることを決定し、さらに市内事業所へ新たな支援策を講じることや国の緊急雇用対策にも積極的に対応していくこととしております。 なお、昨年12月末現在のハローワーク鹿角管内の労働市場の動向ですが、解雇など離職者の増加により、新規求職者数が248人で、前年同月に比べ、82人、49.4%の増となっています。そのうち、就職した方が63人で、25.4%の就職率となっており、再就職がなかなか決まらない厳しい状況となっております。 新規学卒者の就職内定状況については、12月末現在の就職希望者は121人で、県内就職希望者55人、県外就職希望者66人となっております。 このうち、県内就職内定者は52人で内定率94.5%となっており、昨年同月比では3.7ポイント下回っております。また、県外就職内定者は64人で内定率97.0%となっており、昨年同月比では4.2ポイント上回っております。 現在、内定の取り消しは、ハローワーク鹿角管内では発生しておりませんが、引き続き関係機関、団体等との連携を図り、内定率100%の早期達成を目指し取り組んでまいります。 次に、観光関係についてでありますが、 平成20年1月から12月までの観光客入り込み総数は、約210万人で対前年比89.7%と大幅な減少となっており、また、宿泊者数は約27万人で、対前年比88.6%となっております。外国人宿泊者数については、これまで順調に伸びていた韓国が若干減少したものの、台湾からの観光客が堅調に推移したことから、全体では前年並みの約7,800人となっております。 次に、建設関係についてでありますが、 「公共下水道湯瀬処理区」につきましては、浄化センター建設事業の2年目となる本年度は、機械・電気設備工事を発注しておりますが、県の汚泥燃料化計画が策定されたことに伴い、本施設で発生する汚泥の処理方法を変更し、設備配置の設計変更を行っております。これにより、今年度予定していた事業費の一部を平成21年7月末まで繰越しすることとなりますが、平成22年4月の供用開始に向け、今後も建設工事を進めてまいります。 「谷内・永田地区農業集落排水事業」の進捗状況につきましては、今年度から谷内地区において一部供用を開始するとともに、引き続き、残りの管渠整備工事を実施しておりますが、3月末には事業が完了する予定で、平成21年4月から全面供用開始となる見込みであります。 次に、消防団についてでありますが、 市内の株式会社柳沢建設が、機能別消防団として平常時の活動において地域防災力に寄与したこと、及び消防団員を雇用し、消防団活動を支援する事業所であるとの評価を得、平成20年度消防庁長官表彰を受賞することとなり、今月25日に都内で表彰式が行われる予定となっております。 次に、教育関係についてでありますが、 平成18年度から3カ年の計画で花輪小学校改築事業を進めてまいりましたが、最終年度である本年度の校舎周辺環境整備工事が1月8日に完成しており、これにより全ての工事が完了いたしました。 次に、本定例会に提案する補正予算の概要についてでありますが、一般会計では、各種事業費の精算見込みに基づく歳入歳出予算の調整を中心に編成しております。また、花輪小学校改築事業について本年度事業分の精算見込みにより継続費補正を行い、久保田橋橋りょう整備事業について繰越明許費を設定するとともに、新年度当初から業務を円滑に進めるため、施設管理委託料などについて、債務負担行為を設定しております。 その結果、補正額は9,513万8,000円の減額、補正後の予算総額は162億4,845万2,000円になりました。 特別会計及び上水道事業会計では、精算見込みに基づく歳入歳出予算の調整を中心に補正をしております。 |
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