史跡内の景色
ここでは、史跡内のさまざまな表情を紹介します。
遺跡の周辺(春)
万座環状列石の真ん中には、翁草(オキナグサ)という花が咲きます。
毎年、5月中旬に花を咲かせ、下旬には真っ白な綿毛に変わります。この白い綿毛から「オキナグサ」といわれています。この翁草は、かつては大湯周辺の山に自生していたといわれていますが、現在、絶滅危惧種に指定されている非常に貴重な草花で、史跡とともにこの翁草も保護しています。
万座環状列石の中心部は、縄文時代後期の地表面がそのまま露出している区域ですが、平成14年頃から翁草が見られるようになりました。
遺跡の周辺(夏)
7月中旬、この時期、史跡内の芝生を歩いていると、背丈の短い芝の間からニョッキニョッキと細長い草花が頭を出しています。 これが”ねじ花”です。たくさんの小さな花が螺旋状にねじれて咲いていくのでねじ花と呼ばれているようです。
遺跡の周辺(秋)
史跡にも色鮮やかな秋がやってきています。風が吹くとススキが優雅になびく様は本当に見事です。
午後5時近くになると、あっという間に日が沈んでしまいます。空気が冷えているせいか、夕焼けや月なども一層綺麗に見える気がします。
遺跡の周辺(冬)
史跡に冬がやってきました!史跡周辺は空気が澄み渡り、一層厳粛な雰囲気が感じられます。真っ白に雪で覆われた史跡と青い空のコントラストがまぶしく、雲ひとつない青空でした。
雪が積もったばかりの木の枝を良く見ると、きれいな雪の結晶が見えます。
冬至の午後1時の野中堂環状列石の日時計のようすです。太陽の光を受けて、影が北側に伸びています。
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更新日:2020年12月29日